こんにちは、ワタルです。
現在エンジニアをしている方も、これからエンジニアを目指す方にも共通して言えることですが、「地方でエンジニアとして働けるのかな?」「将来的には地方に帰ってゆっくりとエンジニアの仕事をしたい」なんて思ったことはありませんか?
今回の記事は、地方でエンジニアとして働くメリットとデメリットをまとめてみました。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 地方でエンジニアとして働きたい人
- 今は、考えていないが将来的に地方でエンジニアとして働きたい人
- エンジニアを目指しており、地方に住んでいる人
- 地方に移ることでのメリットとデメリットを知りたい人
人それぞれメリット・デメリットの捉え方は違うかもしれませんが、この記事では多くの方に当てはまる項目をだしています。
それでは、どうぞ!
地方でエンジニアとして働くメリット

①家族や知り合いが近くにいる
一番最初にお伝えしたいメリットが、家族や知り合いが近くにいるということです。
周囲に頼れる人がいるだけで安心して生活することができます。この精神的な安定こそが一番のメリットだと思います。
例えば、高校・大学を卒業し就職を機に上京したとします。行ったこともない土地、周りは知らない人ばかり。
心を許して気軽に話せるような友達も少ないので寂しさを感じ、ホームシックになる方もいるほどです。
地方で仕事をすることで、休日の時間を家族や知り合いと過ごすことができるのです。
最近だとリモートワークも当たり前になってきており、エンジニアという職種の特性を十分に活かせると思います。
②生活費・固定費が安価
次のメリットは、生活費・固定費が安価ということ。
近年では、物価は年々上昇する一方なのに給料は下がっていく一方です。その中で生活費・固定費が高くなると生活が苦しくなるのは当たり前ですよね。
では、具体的な例を上げて比較してましょう!
一番分かりやすく、生活する上で絶対に掛かる費用が【家賃】です。
こちらの統計は平成20年のデータですが東京に近いほど家賃も高くなっていき、実際に僕も住んでいる福岡と東京では3万円以上の差があります!
このように、「普通に生活をするだけでもキツイ」という状況になりかねないのが現状です。
③満員電車のストレスから解放される
最後のメリットは、満員電車のストレスから解放されるです。
普段から満員電車に乗り、ストレスに感じない方も中にはいるかもしれませんが、満員電車での移動は本当にストレスです…
満員電車のストレスの理由として、他者からパーソナルスペース(人それぞれの心理的な縄張り)を侵害されることが原因です。
友人などは自分のパーソナルスペースが狭くなり、逆に他人はパーソナルスペースが広くなります。
つまり、満員電車では他人が近くにいることで自分のパーソナルスペースが侵害されることでストレスが溜まるというわけです。
では、次にどの程度混んでいるのかを見てみましょう!
国土交通省が公表している「都市鉄道の混雑率調査結果(平成30年度実績)」を参考にしてみます。
混雑率を見てみるとワースト3は、全て首都圏の路線!
1 東京メトロ東西線【木場 →門前仲町】199%(7:50~8:50)
2 横須賀線【武蔵小杉 →西大井】197%(7:33~8:33)
3 総武線(緩行)【錦糸町 →両国】196%(7:34~8:34)
(参考)混雑率の目安
- 100%:定員乗車(座席につくか、吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。)
- 150%:広げて楽に新聞を読める
- 200%:体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める
こちらの調査結果を見ても首都圏の混雑率は高く、電車での移動だけでストレスになるということです。
ストレスを溜めないのも大切なことなので、満員電車からの開放は十分なメリットになります。
地方でエンジニアとして働くデメリット

①収入が少なくなる可能性がある
「収入が少なくなるのが一番怖い」というのもあると思います。
確かに首都圏に比べ地方の平均収入は低いのが事実です。
ですが、エンジニアやIT系の仕事は地方にいながら東京の仕事をすることも可能です。
現在、東京で仕事をしている方も今のうちにコネクションや仕事をもらえる環境を整えることで、将来的に地方でも同じ仕事をして現在と変わらない収入を確保できます。
そのためには今の段階から目標を決め、逆算して行動することが必要ですね。
②実務未経験だと就職先が少ない
これはエンジニアを目指している方や、エンジニアになってまだ経験が浅い方に当てはまるかと思います。
特にWeb系の企業への就職・転職を考えている場合、就職先はほとんどないと思っていた方がよいです。
地方には、システム開発企業・SESなどが基本で、モダン言語(Python,Ruby,Goなど)を使い仕事をするような企業は少ないのが現状です。
僕も東京でSESとして働いていた頃、福岡のWeb系企業へ転職をする時に苦労しました。
今度、別の記事でまとめようと思いますが、100社ほど書類選考に応募して内定をもらったのが、今働いている会社の1社のみでした。
実務経験がないと就職・転職も難しく、地方で働きたいエンジニアにはデメリットになるのは間違いありません。
③勉強会やセミナーに参加しにくい
最近はリモートでの勉強会やセミナーも増えてきているので、デメリットにはなりにくいかもしれませんが、よく聞く、【もくもく会】などは都内のカフェやフリースペースで行われることが多いです。
そのため、「直接話を聞きたい」「一緒に勉強する仲間を作りお互いに刺激しあえる環境が欲しい」と思う方には少し地方は不向きかもしれません。
まとめ:エンジニアは地方で働けるの?【メリット・デメリットを比較します】
今後、テレワークなどの場所にとらわれない働き方が、当たり前になってくる世の中になるかもしれません。そうすると、地方で働くデメリットも改善されていくはずです。
今回はエンジニアを取り上げて記事を書きましたが、他の職種でも同じことが言えると思います。
地方でエンジニアとして働くメリット・デメリットをしっかりと把握し、まずは首都圏で経験を積み、実績を積んだ状態で地方に移るという選択もありだと思います。
これからエンジニアとして働くには転職をする必要があるかと。
その際は、「転職エージェント」を使いましょう!
おすすめの転職エージェントについては下の記事でまとめています。
≫おすすめが多すぎる⁉︎【高卒が本当に使うべき転職エージェント3選】
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。